小生は、実家が真言宗であり、生まれてから、私自身も、真言宗の信者と思ってます。真言宗が信じるに足るからとか、確固たる理由があるわけではなく、葬式には、坊さんが、真言宗、から着てきました。実家は、地元のお寺の檀家であったから、何も疑うこともありませんでした。寺に行くと、絵馬が飾ってあり、私の祖父が、高野山参りをした時の絵馬がありました。
今もありますが、この絵馬を見ると、我が家は、昔から、真言宗であったと、実感します。
所で、真言宗の教えは、何なのかについては、何も知りませんし、知ろうともしませんでした。上さんの関係の葬式に行くと浄土真宗らしく、お経を読まされます。なんか、真言宗よりはわかりやすいような気がします。お経が、読めるからです。
残念ながら、真言宗は、お経が、何を言っているのか、全くわかりませんし、お坊さんも説明は、しません。80歳まで生きていると、お坊さんの呪文らしきお経を、覚えるようになりました。
今回は、この宗教について、感じたことを、記述してみたいと思います。
1.お釈迦様について
私が、関係しているお寺では、どの坊さんも、お釈迦様の教えには、ほとんど触れません。キリスト教等のように、いわゆるバイブルがないのだそうです。他の宗教と違いは、初期仏教、お釈迦様は、書いたものは、信用しなかったようです。口頭で教えを伝えた。2500年前ですから、紙等の記録媒体は、木とか、葉っぱであったのでしょう。その後、これが、もとで、多くの宗派が出るようになりました。いわゆる、お経がまとめられるのは、お釈迦様が、没後、500年後くらいからとのこと?
従って、はっきりした記憶がないために、色々な、宗派が出ることになります。
これは、バイブルがあっても、色々な考え、主張で、宗派ができる、他の宗教も同じでしょう。キリストのカソリックとか、プロテスタントとか、イスラムのシーア派とか?
釈迦の教えは何か、死、病、老,生とか、指摘しますが、それを救うのが、”悟り”であるとか!
所で、この悟りが、解りません。だから、凡人に分類される。
2.真言宗の祖、空海の教え
日本仏教の教えは、ほとんど、悟りを得るための方法を教えることを、主眼に置いているように見えます。仏教に初期では、この悟りを得るには、色々な修行をして、長期の年数が掛かると教えておりました。
悟りまでには、三劫(さんごう)という長期の年月がかかる。ところで、一劫とは、岩があり、天女が降りてきて、その来ている羽衣が岩をこすり、岩がなくなった時が、一劫だそうです。従って、何度も死んでは生き返り、修行を繰り替えなければなりません。
空海も、800年ごろ、これでは、まずいと思ったのでしょう。まず、唱えたのは、「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)です。この世に生きている間に、仏になれる。悟りが開ける。悩みが解決して、幸せな、人生が送れる。
その方法が、「三密行」(さんみつぎょう)という修行です。
1.自分自身が仏性があることを自覚しる。
2.仏になり切って、「三密行」の修行を続ける。
口密(くみつ):真言をとなえる。
身密(しんみつ):印をむすぶ。
意密(いみつ):仏を念じる。
この中で、一番重要なのが、口密である。
守り本尊の真言を唱える。
私は、巳年生まれですので、守り本尊は、普賢菩薩です。
その真言は:オン サンマヤ サトバン だそうです。
印の結び方も決まりがありますが、省略します。
これで、悟りが、開ければ、万歳です。
現世の利益があるということです。
3.光明真言
私が、葬儀で、聞いている真言を、紹介しておきます。
オン アボキャ ベイロシャナウ マカボダラマニ
ハンドマ ジンバラ ハラハリタヤ ウン
葬儀では、この真言を、何回も聞かされます。覚えました。
4.空海が修行時代に覚えた真言
空海は、805年に遣唐使として、中国にわたりますが、この時は、中国ををマスターしていたそうです。若い時に、ある坊さんが、お経を覚えるにに,良い真言がある。これを百万遍唱えろと教えられたそうです。虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の真言だそうです。
ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オン アリキャ マリボリ
ソワカ
この真言は、語学を勉強する人は、有効化も? (私見!!)