9月下旬から、我が家の畑には、ヒガンバナが咲き始めます。すると、夏の野菜は、終わりで、整理します。近所のカメラマンが、ヒガンバナを撮影に来ます。立派に見えるカメラを持っているので、プロかと、おもいましたら、定年後のアマでした。弟の畑ですが、毎年、少しずつ、増やしているので、結構目立ってます。もともと、ヒガンバナは、毒草で、アルカロイド毒がある植物で、ネズミとか、モグラを退治するために、畑や田んぼのあぜ道に、植えられたそうです。今でも、あぜ道には、多く生えています。ヒガンバナは、種では、増えない植物だそうで、人間が球根で増やしてきたのです。
1.広がるヒガンバナ
ヒガンバナは、3倍体といって、種子ができない植物として、有名なようです。私が、弟から、借りている畑には、彼が、増やした、ヒガンバナが、大分増えました。種子ができないので、人工的に、球根を植えて増やすしかありません。有史以前から、中国から、伝わったらしいく、これは、人間が、増やしたものが、このっているということでしょう。農産物を守るために、畑の周辺に植えたものが、残ったのでしょう。
2.ヒガンバナの根本
種子が、出来ないそうですが、種子のような、モノがあります。
3.ヒガンバナは、球根から
4.花をよく見る
ヒガンバナは、曼殊沙華(マンジュシャゲ)と別名で呼ばれてます。学名は、Lycoris(リコリス)、英語では、Red spider lilyだそうです。仏教に関係した花。
5.毒性
ヒガンバナは、毒性植物として、よく知られております。しかし、この毒をさらして、食用にしたという話は、よく聞きます。毒は薬ななると言います。驚きなのは、1つの成分、ガラタミンは、アルツハイマ病の治療薬として利用されているようです。
ヒガンバナは、この毒性のために、ネズミ退治などの目的で、人間に利用されて、生きる領域を付さしてきたのでしょう。しかし、現在では、山林中に集落があるところがあるそうで、多分花の綺麗さで、人間が持ち込んだのでは?
6.近縁種
シロバナマンジュシャゲという、近縁種があります。
7.余談
ヒガンバナは、お墓の周りにも植えられてますが、この毒で、遺体を守るためとか?
これだけ、ヒガンバナがありますが、モグラはいっぱいいます。
最近、栗の実を食べに、イノシシも畑に、来ているようです。
結構、動物は、利巧です。
「ヒガンバナが咲くころです」への2件の返信
綺麗な花ですが独があるとは知りませんでした。高品さんの博学には驚かされます。勉強になります。
お花って、よーく見ると、どうしてこんな精密な形をしてるんだって思うときがあります。複雑な花弁の形が左右対称だったり、色合いも芸術的だったり、そういえば、まさに鳥の形をした花も見たことがあったような・・・器用な人間の手でも作れない、神様が作ったの?(笑)と。
彼岸花もどうして、あの形なんだろうって思いました。毒性があるのも、やっぱり意味があるんだろうな。すごいな。やっぱり神様いるのかもしれ・・・・・・