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チバニアンを知る

コロナ以前は、週4回、内房線の五井駅に、水泳のために通ってました。五井から、小湊線が出ており、千葉の奥に入ってゆきます。そこに、話題のチバニアンがあるとは、知ってましたが、なかなか、行けませんでした。コロナで、GO To何とかは、関係がないので、いずれは、訪ねてみたいと思ってました。訪ねるにしても、多少の知識があった方が、楽しいだろうと思い、勉強してみました。
2021年4月現在、コロナが、収まらず、ワクチンも、当面は、打てそうもありません。政府は、7月までに、65歳以上は、打てると言ってますが、実態は、あと、8カ月、すなわち、年内は無理と思います。
我が町の、実態で見ると、私の計算では、8カ月は、無理です。
ワクチンの打つ会場を用意するなど、意味がない。ワクチンが足りないのです。ワクチンを用意してから、ワクチンを打つ会場が必要ですが、ワクチンがなければ、まったく意味がありません。

日本は、ワクチンが、作れない、国になったのです。嘆かわしいですが、これが、実態です。

コロナが、収まったら、ワクチンが打てたら、現地を視察して、再度、Blogしますが、まずは、これまでに、勉強した部分を公開します。

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1.地質時代が概要

地球46億年の理解。チバニアンは、一番新しい時代です。

2.第4紀の説明

この表は、色々調べながら、自力で作りました。

3.チバニアンが始まる前の関東地方

チバニアンが、はじまったころの関東地方は、こんな感じだそうです。千葉県、房総半島は、海の中。

この時代に、地上の砂等が、海底にたまり、房総半島が、海底で形成されます。堆積速度は、1000年に2mで、世界でもこんな速度の堆積層は、無い層です。1年に2mm、100年で20cm、1000年で2m。世界では、1000年で1cm?とか。そのために、チバニアンは、養老渓谷は、観察しやすい層です。

4.房総半島の地質

房総半島は、南に高地があり、下総のほうから、海上からの陸上化は、早いと思います。
その中間に、チバニアンがあります。この地域には、逆転層が、記憶されております。

チバニアンが始まる前、今の富士山の下に、古富士さんがありますが、8万年前ごろから、1万5千年前ごろまで、噴火を続け3000m程度まで成長していた。現在の新富士は、1万1千年前から、8000年前までの3000年間、続いて4500年前から、3200年前の1300年間噴火を続けて、現在の高さになった。

下総の陸上化は、12万年前です。湾岸側は、沖積層で2万年前です。東京湾沿岸は、2万年前に、やっと、砂地になった。そこに、文化の中心のごとく、住んでいる。地震が来れば、液状化は、当然と思うべし。まだ、南部の高地が安全か?ただし、地層が、複雑であり、断層も多い。

5.チバニアンの時代

この時代に、富士山が誕生してます。数十万年前、先小御岳(センコミタケ)が誕生してます。富士山の最下部です。チバニアンの時代かもしれません。その上に小御岳(コミタケ)が、誕生した。堆積物が、チバニアンに関係しているとすると、先古御岳は
は、考えられます。
新富士山の噴火の灰は、チバニアン以前です。

チバニアンが始まった、77年前には、気候変動が激しく変化した時代だそうです。76万年前から79万年前は、間氷期(温暖)な時代だそうです。前後は氷期(寒冷)でしたが、気候の変化は大きかったそうです。しかし、3万年も安定しているとは、考えられません。
チバニアンの時代は、この地域では、1000年間に2mの堆積があったそうです。

6.チバニアンて、なに?

房総半島の地層で、国際年代層序表の中期更新世の地質時代の名称を、チバニアンとすることが、国際地質学連合によって認められたものです。
この時に、地質時代の境界を示す世界の基準となる地層を、「国際境界模式断層面とポイント」を設定します。これがGlobal Boundary Stratotype Section and Point
すなわち、GSSPです。これまでに、定義された地層は、116か所あるそうです。これまでに、認められた、GSSPは、73か所です。チバニアンは、74か所目になります。
2章の第4紀の説明資料にある様に、前期と中期更新世の境には
百尾(ビャクビ)火山灰層があります。この火山灰は、長野県の古期御岳山が噴火した際に、降り積もった火山灰です。百尾は、この地層が残っていた、この場所の、小字名で、いまは、この名前はなくなったそうです。この火山灰の分析で、77万4千年前が、導かれました。これが、GPPSになりました。ちなみに、この地層は、上総層群の国本(こくもと)層という、泥岩と砂岩ならなる地層にあるそうです。この時の海の深さは、化石から分析して、500m位の水深だそうです。これが、隆起して、30万年前ごろは、海面上になったようです。

もう1つ、重要なことは、この百尾火山灰層、77万4千年前の前後に、地磁気が逆転してます。チバニアンの前は、カラブリアンの時代に、松山逆磁極期(京都大学教授が、1926年論文で発表)があり、チバニアンなって、ブルン正磁極になっております。
磁極の反転は、この500万年の間に、ブルン(正)、松山(逆)、ガウス(正)、ギルバート(逆)と4回あります。
最後の逆転は、松山ーブルーン境界と呼ばれております。これは、チバニアンの設定の大きな事項になってます。

7.現地調査

コロナが安定したら、現地調査をします

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